全国都市別・世帯人数別標準生計費から群馬県での暮らしやすさを報告します
群馬県前橋市の世帯別標準生計費
世帯人数1人・・・・99,210円
世帯人数2人・・・159,510円
世帯人数3人・・・178,470円
世帯人数4人・・・197,460円
世帯人数5人・・・216,420円
総務省統計局が2017年4月に調査した結果からの数値です。
比較していくにあたり全国平均と東京都のデータを記載します。
なお世帯人数は
1人暮らしを想定した1人世帯
一般的な家庭と言ってイメージされる夫婦と子供2人の4人世帯
上記の2つに絞って比較していきたいと思います。
全国平均世帯別標準生計費
世帯人数1人・・・116,560円
世帯人数4人・・・219,620円
東京都世帯別標準生計費
世帯人数1人・・・147,400円
世帯人数4人・・・279,300円
並べると群馬県と東京都の標準生計費は結構差がありますね。
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東京都から群馬県にIターンしてきた私の見解
東京都と群馬県両方で生活した経験のある私の見解としては
『違和感なし』
これが本音です。
東京都と比較すると群馬県はお金がかからないという感覚は肌身に感じます。
お金の面で群馬県は暮らしやすいと思います。
全国平均と比較してもそうですよね。
標準生計費とはなにか
標準生計費というのは暮らしていくのにどれだけお金がかかるのかの目安です。
食料費・・・・・・食料
住居関係費・・・・住居、光熱、水道、家具、家事用品
被服・履物費・・・被服、履物
雑費Ⅰ・・・・・・保険医療、交通、通信、教育、教育娯楽
雑費Ⅱ・・・・・・その他消費支出(諸雑費、こづかい、交際費、仕送り)
上記のような項目の合計で標準生計費が表されます。
生活に直結する項目ばかりですね。
生活するうえでトータルでどのくらい費用が掛かるかを表す数字としてはわかり易いと思います。
では上記の項目のどこが差になっているのかを項目別に見ていきたいと思います。
この先は詳細な数字データが有るわけではありません。
東京都から群馬県にIターンしてきた私の感覚や所感が強くなっていきます。
東京都と群馬県で生活してきた人間のひとつの意見ということでお伝えします。
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標準生計費の食料費を群馬県と東京都で比較
私の感覚では食料費に大きな差は感じません。
群馬県は多くの野菜の生産量が全国でトップクラスですので東京都よりも安く野菜を購入できる場所はあります。
ただし東京都でも安く野菜を手に入れられるところはあります。
日常食料を購入するスーパーなどは大きな差はないと言っていいと思います。
そもそも加工品や飲料などは日本全国で大きな差はないのではないでしょうか。
コンビニエンスストアに行けば全部定価です。
この費目では大きな差は出ないでしょう。
標準生計費の住居関係を群馬県と東京都で比較
これは明らかに差が出ます。
群馬県と東京都の賃貸物件の差を比較すれば明らかです。
東京都でワンルームを賃貸しようとすると平均相場で60,000円台だと思います。
23区内に入れば80,000前後を覚悟する必要があります。
一方群馬県内にワンルームで80,000円の物件を探すことは困難です。
ワンルームでそんな家賃の物件はほぼありません。
前橋市や高崎市でも平均50,000円台です。
ちなみに同じワンルームでも群馬県の方が『広くて』『きれいで』住み心地はいいです。
一軒家を購入する際は土地の価格の差が大きいです。
これはワンルームの比ではありません。
大げさかもしれませんが、東京都で土地を取得する価格で群馬県は土地と家が取得できるような感覚です。
こういう表現も嘘ではありません、東京都でマンションの1室を購入する費用で群馬県では土地と家が購入できるような感覚です。
まぁそもそも群馬県民はマンションの1室を購入するという感覚を持っている人は少ないんですけどね。
光熱、水道、家具、家事用品などは差がないと思います。
群馬県は夏が暑くて、冬は寒いから冷暖房費がと思ううかもしれません。
私の感覚ではそこは光熱費の差には結び付かないと思います。
感覚値でいえば群馬県も東京都も変わらないです。
この費目では住居の部分で群馬県と東京都で差が生じ、標準生計費の差になる要因としては強い費目といえるでしょう。
標準生計費の被服・履物費を群馬県と東京都で比較
この費目も大きな差はないと思います。
群馬県とだから服が安いという感覚は群馬県民以外の方でも流石に持ち合わせていないと思います。
人件費や店舗の賃料を価格に転換しているかは私はちょっと解らないですが、それでも大きな差にはならないでしょう。
ユニクロやライトオンは群馬県内に多くあります。
各ショッピングモールに行けば東京都と同じようなブランドがラインナップされています。
買い物にも困りませんよ。
東京都にしかないブランドの店舗だとしても群馬県から東京都にはすぐ行けることも付け加えておきましょう。
この費目では大きな差はないでしょう。
標準生計費の雑費費Ⅰを群馬県と東京都で比較
雑費Ⅰと言ってもピンとこないのでもう一度整理しましょう。
保険医療
交通
通信
教育
教養娯楽
上記の項目が雑費Ⅰです。
この中で注目するのはやはり交通でしょう。
群馬県民は車の維持費がかかります。
自動車にかかる費用は東京都で暮らしていると無しの方がいると思います。
ここは群馬県の方が費用が掛かるでしょう。
購入費用
新車OR中古車
軽自動車ORファミリーカー
など要因は様々なので費用はピンキリです
通常のローン以外にも最近残存価格ローンなどもあり購入はしやすいですよ
税金・保険
車を買ったときにまずかかります
固定費として毎年かかります
ガソリン代
全国的にみると群馬県のガソリン価格は安いですが毎日消費します
保守点検費用
車検や点検費用、部品の交換などです
車検は新車購入時は3年後、以後2年ごとに義務づけられています
駐車場代
賃貸の場合家賃に含まれることが多くですね
持ち家の場合は駐車場付きなので駐車場代を払う感覚はあまりないでしょう
車を所有している東京都民と比較すると駐車場代の分が群馬県民の方が安く済みます。
それ以外の項目は東京都民と比較して差はないでしょう。
車を所有していない東京都民と比較すると群馬県民の方が費用は掛かりますね。
車を所有していない東京都民も多いと思いますので、この費目は群馬県民の方が高いでしょう。
教育、教養娯楽は人それぞれなので差にはならないのではないでしょうか。
携帯電話の費用となる通信費は東京都も群馬県も変わらないですよね。
標準生計費の雑費費Ⅱを群馬県と東京都で比較
雑費Ⅱはその他の消費支出です。
この費目はなんでもありですよね・・・。
比較しづらい項目なのでなんともいえませんね。
標準生計費の群馬県と東京都で比較したまとめ
冒頭の4人家族標準生計費
前橋市・・・219,620円
東京都・・・279,300円
差にすると約60,000円
東京都から群馬県にIターンしてきた私の感覚値でお伝えしてきました。
住居と交通の差だけでは60,000円の差が説明できないですね・・・。
実は私が生活レベルで差を感じない部分、金額面で少しづつ群馬県は東京都よりも安いのかもしれません。
無意識の中で群馬県の暮らしやすさは積み重なっているのでしょう。
『東京都と差のない暮らしを送りながらも群馬県の方が生活がしやすい』
こんな結論で全国都市別・世帯人員別標準生計費に関しての報告を締めさせていただければと思います。
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