『峠の釜めし』で有名な荻野屋(おぎのや)が新業態を高崎に開店

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峠の釜めしで有名な荻野屋(おぎのや)が新業態を高崎に開店

『峠の釜めし』は2018年2月に60周年を迎えた群馬県を代表するお弁当です。

『峠の釜めし』は知っていても群馬県のお弁当というイメージがない可能性もあります。

東京都から群馬県にIターンしてきた私も実はそのひとりでした。

今となっては申し訳なく思いますが『峠の釜めし』って群馬県なんだと群馬県民になってから認識した人間です。

車やバスなどで旅行した際の休憩などでしょうか確実に食べたことはありました、しかも複数回・・・。

上信越自動車道横川サービスエリア店や軽井沢、横川などで食べたのだと思います。

しかし残念ながら東京都民からすると上記エリアは群馬県という認識があまりありません。

目的地の都道府県は意識するけれども休憩地点などの都道府県はあまり意識しないのが本音です。

特に東京都民時代は車の運転をしませんでしたので尚更休憩地点には興味がありませんでした。

ここら辺は車の運転が必須な群馬県民との認識の違いなのでしょう。

『峠の釜めし』と群馬県を繋ぐような施策が必要なのかもしれませんね。

そんな『峠の釜めし』の荻野屋(おぎのや)が新業態店舗を高崎に開店したので今回はその辺りに触れてみたいと思います。

 

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新業態は洋食を提供するビュッフェ&バル『La Rocca(ラ ロッカ)』

群馬県民としては驚きです。

『峠の釜めし』を提供して60年の荻野屋(おぎのや)が洋食を提供します。

創業130年を超える荻野屋(おぎのや)として初の試みです。

群馬県産の食材を使った料理を多数用意しているとのことです。

ランチはビュッフェスタイルで数種類のサラダ、ステーキ、ハンバーグ、パスタ、ピラフ、スープなどが用意されます。

ディナーは上州牛のローストビーフや釜めしの具材アヒージョを釜めしの容器に入れるなどしたビールやワインなどと相性の良い料理が提供されます。

時間帯別に料理の提供方法を変えてきます。

店内は木材を多く使い落ち着いた雰囲気を演出します。

ちなみに店名の『ロッカ』はイタリア語で『とりで』の意味を持ちます。

営業時間は午前11時から午後9時30分まで。

JR高崎駅構内の高崎モントレー5階に店舗を構えています。

高崎駅周辺の動きがいい意味で近年目まぐるしいですね。

ちなみに『峠の釜めし』は販売していないようです。

『峠の釜めし』とは

『峠の釜めし』にも触れておきたいと思います。

前述のとおり2018年2月で60周年を迎えている群馬県を代表するお弁当です。

元々は駅弁でした。

横川という駅で売られていた駅弁です。

当時の横川駅は停車時間が長く駅弁販売には向いている駅のようでした。

しかしながら当時の荻野屋(おぎのや)にはまだ『峠の釜めし』はありませんでした。

当時の駅弁は各社似たり寄ったりの商品で旅行者が増えているが飽きられているという状況だったようです。

そこで当時の社長は停車中の列車に乗り込み旅行者の意見を吸い上げました。

多くの旅行者から『暖かい』『楽しい』というキーワードを聞き出した荻野屋(おぎのや)は画期的な商品を生み出します。

それが『峠の釜めし』です。

『暖かさ』に着目し保温性に優れ、匂い移りもしない陶器の容器を使用することを思いつきます。

益子焼の職人に依頼し一人前用の釜を作成しました。

当時としては画期的な温かいまま食べられる『峠の釜めし』が誕生しました。

弁当イコール折詰という常識を覆した『峠の釜めし』は雑誌などに取り上げられヒットします。

その後自動車旅行者の増加によりドライブインなどでの販売も伸びていきます。

こうして60年間『峠の釜めし』は愛され続けてきました。

 

ちなみにその容器ですが不要であれば荻野屋(おぎのや)各店で回収してくれます。

群馬県民の自宅には幾つかあるのではないでしょうか、私の自宅にも幾つかあります。

百貨店などの駅弁イベントにも定期的に出展していますので東京都近郊でも手に入ると思います。

東京駅改札内の『駅弁屋 祭』では年間を通じて『峠の釜めし』を販売しています。

群馬県以外に旅行する際でも『峠の釜めし』が食べられますので是非ご検討ください。

 

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