『両毛地区ってなに』と聞かれるので両毛地区とはなにかお伝えします
『両毛地区ってなに』
結論からお伝えしますと群馬県南東部と栃木県南西部の県境の以下の地区を指します。
【群馬県】
桐生市
みどり市
太田市
館林市
大泉町
邑楽町
千代田町
明和町
板倉町
【栃木県】
足利市
佐野市
群馬県側は東毛地区と呼ばれる地域です。
(東毛地区などに関してはこちらをどうぞ)
東京都から群馬県にIターンしてきた私はさっぱり解りませんでした。
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両毛地区とは
両毛地区とはを説明するには歴史を遡る必要があります。
歴史的には古墳時代まで遡ることになります。
そのころ群馬県と栃木県をまたぐ地域は『毛野(けぬ・けの)』と呼ばれる強大な国があったと言われています。
この強大な国がのちに『上毛野(かみつけの)』と『下毛野(しもつけの)』という二つの国に分かれました。
それが群馬県と栃木県の源となりました。
その二つの地域にまたがるという意味で現在でも『両毛(りょうもう)』と呼ばれています。
ちなみに地図上では地名として明記されていません。
東京都から群馬県にIターンしてきた当時、どこら辺を指しているのか分からなかったので地図で探したことを覚えています。
JR両毛線は記載されていますが地名としては記載がなく余計に混乱した経験があります。
両毛地区の結びつき
この両毛地区は昔から文化面や経済面などの結びつきが強く、他県でありながらも交流が盛んです。
足利市や佐野市から群馬県内に通勤している方
群馬県から足利市や佐野市に通勤している方
どちらも結構います。
お互いに車社会ですので通勤だけでなくショッピングモールや医療機関など臨機応変に使用しています。
公共施設などはお互いに地元住民と同条件で利用できる公共施設相互利用なども実施されています。
両毛地区に属する栃木県足利市と佐野市
群馬県について語ることが多いこのサイトですが今回は栃木県に関して触れたいと思います。
個人的な感想ですが栃木県足利市と佐野市はやや群馬県よりだと思っています。
栃木県といえば中心地である宇都宮市の絶対王政状態です。
前橋市と高崎市の二強に館林市や桐生市などが個性的な存在感を出している群馬県とは異なります。
全ての機能が宇都宮市に集中しているといっても過言ではありません。
足利市と佐野市は宇都宮市から距離的にも離れています。
そんな背景もあり栃木県足利市民と佐野市民から栃木愛を群馬県民の群馬愛ほど感じません。
そこは宇都宮市に集中しすぎている栃木県の弱点なのかもしれません。
しかし足利市民は足利市を、佐野市民は佐野市を愛していることは伝わります。
それぞれの市に強力な武器も存在しています。
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栃木県足利市と佐野市の武器
栃木県足利市には世界が認めた『足利フラワーパーク』があります。
観光スポットとして君臨し老若男女問わずバスツアー、ファミリー層、デートスポットとして多くの観光客を呼び込んでいます。
あまりにも反響が良すぎて2018年4月に『足利フラワーパーク駅』が出来てしまう程です。
なかなかJRの駅が新規で増えるというのは聞かない話ですが栃木県足利市はそれが実現しています。
ちなみに『足利フラワーパーク』は群馬県民としてもお勧めの観光地です。
季節ごとにメインが変わり、どのシーズンに行っても楽しめます。
また毎年趣向を凝らしてくれるので同じシーズンでも翌年また楽しめます。
何度言っても飽きがこない優良観光スポットです。
一方、栃木県佐野市。
こちらは『関東の三大師』のひとつ『佐野厄除け大師』を有します。
さらに近い距離に『佐野プレミアムアウトレット』があります。
これが東北道の『佐野藤岡インターチェンジ』に非常に近いところに立地されています。
またその周辺には『いちご狩り』や『梨狩り』などのフルーツ狩りが楽しめるスポットも周辺にあり、1日楽しめる観光地です。
そして忘れてはならぬコンテンツとして『佐野ラーメン』です。
市内のラーメン屋さんは休日には行列がつくられています。
足利市も佐野市も栃木県をあまり前面に出していない印象があります。
足利市、佐野市それぞれが単独で勝負している感じです。
群馬県と両毛地区まとめ
両毛地区に関してお判りいただけましたでしょうか。
栃木県足利市と栃木県佐野市は群馬県にとっては良い関係性を構築させてもらっている仲間ではないでしょうか。
個人的にはもしかしたら足利市や佐野市にとっては宇都宮市よりも群馬県との方が関係性構築が出来ているのではないかと感じる部分もあります。
栃木県足利市や栃木県佐野市へのUターンやIターンも群馬県同様におすすめする地域でもあります。
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